ハードトレーニングで怪我をさせないための工夫

奄美大島で16日から女子プロゴルファーのコンディショニングキャンプを行っていますが、4日目の昨日は1回目の疲労のピークが出ていたため、昨日の午前中は柔軟性の回復のために普段の2倍の時間を費やしストレッチング、その後、トレッドミルを使用し有酸素運動を25分、そして再度ストレッチングでトレーニングを終了。
午後からは、島の人たちのレッスンを兼ねラウンドコンペ。選手たちは積極的休養とはいきませんでしたが、少しは疲労回復できたのではないかと思っています。
それを立証するために、昨日可動域が数値化できるFlexというマシーンを使用して得られた数値と、本日条件を同じ練習前にし、計った数値を比較してみると4人の平均値は、ハムストリングス+15.6°、殿筋+6.1°、腸腰筋-2.2°という結果が出ました。ダッシュや殿筋、ハムストリングスを利かせたスクワットやランジ系の運動によってかなり下肢の後面が張っていると訴えていましたが、昨日の軽めのトレーニングでかなり回復したようです。今日の練習後のマッサージでもかなり筋肉の張りは軽減されている感触は受けました。


腸腰筋は逆にピークと感じていた昨日よりもさらに柔軟性は低下している結果になりました。この理由は、これまでにほとんど腸腰筋のトレーニングがされていなかったため回復が遅れているのではないかと推察し、プログラムの修正とストレッチングをもっと時間をとって行うことが必要と思いました。
陸上短距離でも言われているように、世界トップレベルの短距離選手と比べると日本人の腸腰筋の筋横断面積は小さいようですが、ゴルファーももっと腸腰筋、多裂筋、腹横筋を鍛え、同時に股関節の可動性を高め、腰痛予防・腰の回転がスムーズになるようにしなければと改めて勉強になりました。


いつもアスリートからいろいろなことを学ばせてもらえる、やっぱりアスリートのサポートは楽しいな。
みんな元気に頑張ってまっせ!

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