今日は、高校男子バレーボール部のコンディショニング指導に行ってきました。3年生は今月中旬から始まる来春早々に開催される春高バレーの県予選が最後の大会となります。

私はこの高校へ始発の”あずさ”に乗っていきますが、高校に到着するのは9時45分になってしまいます。高校到着後、着替え直ぐに体育館に行くと選手全員整列して私を待ってくれています。挨拶を済ませ、その後必ず練習に参加できない怪我をしている選手はいないか、練習はできるが痛みのある選手、体調不良の選手はいないか、自己申告させるようにしています。今日も練習はできるがジャンパーズ・ニー2名と膝痛1名(この選手は2年生でレギュラー選手です。申告内容は、膝の外側に痛みは感じるが大した痛みではなく練習は問題ないです)と申告がありました。

なぜ私が練習前の選手の申告を大切にしているかと言うと、1)毎日指導できる状況下ではないので、日々変化する選手のコンディションをできる限り把握するため、2)練習はできると申告した選手でも自分の目で動きを確認し、痛みを我慢して練習に参加していないか確認するためです。

ウォームアップで膝痛を申告してきた選手に注目して動きを追ってみると、動きが悪く痛そうな感じに見えます。ウォームアップから外し選手を呼んで再度詳しく話を聞くと、体重が加わると痛みが出る、ランニングやジャンプ動作で痛みを感じると話してきました。本日監督は出張で不在でしたが、選手からは監督にはすでに膝の状態は報告済みで、出張前に監督からは選手に「今日山脇トレーナーが来たら相談するように」指示が出ていたそうです。膝の状態をチェックしてみると、外側関節裂隙の圧痛、深屈曲での膝痛、マクマレーテスト陽性(徒手による半月板損傷、断裂のチェック)、関節の腫れはなし、の所見が得られました。外側半月板に問題がある可能性が疑われます。

本人には来週早々に医療機関を受診するように伝え、出張中の監督には電話を入れ事情を話すと、監督も同伴して来週早々にスポーツドクターを受診することになりました。

選手には、練習前の申告をもっとしっかりするように厳しく指導しました。監督も私も選手が痛みを感じるとき、怪我をした時には言える環境作りを今までしてきました。したがって今回のような練習前の自己申告と私が練習をストップさせた後の申告が違っていた場合には厳しく指導します。今日厳しく指導した内容は、「君が試合に出たい気持ちは私にも十分理解できる。しかし、もし痛みを隠しその状態で試合に出たとしたら十分なパフォーマンスは発揮できず、チームに迷惑がかかることを十分に反省しなさい。チームスポーツは自分勝手に判断したり、一人でも身勝手なことをすれれば、チームにとってどれだけマイナスになるか、特にレギュラー選手は心得ておかなければいけない。君はチームにとって必要な選手なんだから、自分の立場を分かっていれば検査、治療をして、1日でも早く治すことがレギュラー選手の責任だと思う」と伝えました。選手も私の話は理解してくれたようです。