治療によって野球肩・野球肘の痛みが消失し、リハビリによって柔軟性や筋力が回復しても、肩・肘関節に負担が加わる投球フォームの場合には再発のリスクが非常に高くなります。
このような問題を抱えている選手は本人・ご両親・指導者と問題点を話し合い投球フォームの修正・改善を行ないます。
指導方法
投球フォームをビデオに撮影し、映像と実際に選手が感じている投球感覚を何回もすり合わせる作業を繰り返し、『選手自身が納得のいくスムーズな投球フォームと我々が考えている肩・肘関節に負担が少ない投球フォーム』の一致を目指し、効率的な投球フォーム完成を目指します。
指導例:中学生軟式野球(医師の診断:リトルリーガーズ・ショルダー)
受傷前の投球フォームは、加速期からフォロースルー期にかけて腕力に頼った上半身主動(肩内旋主導型)の投球フォームになっていたため、過剰に腕(上腕骨骨端線)に捻じれと引っ張りの力が加わり、リトルリーガーズ・ショルダーを発症したと考えられます。
体幹の強化、下半身特に股関節の柔軟性の改善と筋力強化を行い、下半身主動・肘伸展型(写真のフォーム)のダイナミックな投球フォームに改善されたことにより、肩関節・肘関節への負担が減少し、球速も5Km/h増加。その後、高校ではエースとして甲子園に出場。高校卒業後は東京六大学野球に進み、大学卒業後は某名門社会人チームに進みました。
料 金
● 投球フォームチェックの場合は1回料金欄参照
● 投球フォーム修正の場合1ヶ月4回券から12回券の回数券制