白ワイン

白ワインは赤ワインに比べるとポリフェノールの量が少ないと言われています。

その理由は、ブドウに含まれているポリフェノールの多くは果皮や種に含まれていますが発酵の仕方の違いによるものです。赤ワインはブドウの実を果皮や種ごと発酵槽に入れて発酵させますが、白ワインはブドウを砕いた後にワインプレス機で搾汁し、その果汁を発酵槽で発酵させる方法をとるため白ワインは果皮や種にある成分があまり抽出されません。したがって、白ワインは赤ワインに比べてポリフェノールの量が少なくなってしまいます。

ポリフェノール含有量では赤ワインに劣る白ワインですが、大腸菌やサルモネラ菌など食中毒菌に強い殺菌力を持っていることが知られています。
山梨大学佐藤教授の実験によると、白ワインでサルモネラ菌、大腸菌を培養したところ、サルモネラ菌は10分間、大腸菌は20分間で10万個の細菌が数個まで減少しました。赤ワインにも同じように殺菌効果はあるようですが殺菌力は白ワインの方が強いそうです

さらにワインにはカリウムが多く含まれ、カリウムの利尿作用で体外にナトリウム(塩分)を排出するため血圧を下げる効果が期待できます。

また、ワインに多く含まれれている有機酸(オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、クエン酸、アミノ酸、リンゴ酸など炭酸を主成分とした成分)が、腸内細菌群(ビフィズス菌)などの善玉菌を増やし便秘や下痢の改善も期待できます。

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